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【症状別】女性の薄毛の原因とおすすめの治療方法を徹底解説

薄毛は男性のお悩みだと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には女性の中にも薄毛に悩まされている方は少なくありません。女性の場合、男性とは異なるメカニズムで薄毛になるケースもあります。

そのため、薄毛の原因や要因を知り、正しく対処することが重要です。こちらの記事では、女性に見られる代表的な薄毛の種類やその原因、および治療法などについて分かりやすく解説しています。

目次

女性と男性の薄毛治療に違いはあるの?

男性に見られる薄毛の場合、原因の大半を占めるのがAGA(男性型脱毛症)です。AGAに関しては治療法がある程度確立しているため、発症が疑われる場合は専門のクリニックで相談するのがおすすめです。

女性の場合はさまざまな脱毛症の可能性があるため、自分の脱毛症がどれに該当するのか、まずは脱毛症の種類を把握しておくのが大切です。

症状に関しては、女性と男性の薄毛には明確な違いがあります。

男性に見られる代表的なAGAの特徴が、局所がやがて禿げ上がってしまう点です。女性の場合、局所が禿げ上がるようなことは少なく、どちらかといえば髪の毛全体のボリュームが減少したり、地肌が透けて見えたりといった様相を呈します。

またAGAには進行型という特徴があるため、クリニックなどで適切な治療を受けないと、薄毛がゆっくりとですが確実に進行します。女性の薄毛には進行型という特徴はありません。ただ、適切に対処しないと薄毛のリスクが増す点については変わりがありません。

男性に見られる代表的な薄毛であるAGAは、主に遺伝的な要因が原因となって起こります。主な遺伝的要因としては、体内の酵素の活発度があげられます。そのため、AGAを治療する場合、酵素の働きを妨げるような治療薬が処方されます。

女性に見られる薄毛に関しては、男性のAGAを治療する場合のように、これといった治療薬がありません。また、女性の場合はさまざまな原因によって抜け毛が起こるため、1人1人に合った最適な治療を選択する必要があります。

女性の薄毛の種類と特徴は?

女性の薄毛は、大きく分けると女性男性型脱毛症(FAGA)と、それ以外のに分類されます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

FAGA

FAGAは英語の「Female Androgenetic Alopecia」の頭文字を取った略語で、直訳すると「女性に見られる、男性ホルモンに起因する脱毛症」となります。日本語では女性男性型脱毛症と呼ばれるのが一般的です。

FAGAの特徴としては、髪の毛の量が全体的にボリュームダウンしてしまう点があげられます。男性のように局所が禿げ上がるのではなく、全体的に髪の毛の量が減少したり、細くなったりする傾向があります。薄毛が広範囲に渡って蔓延る(はびこる)様相を呈する(瀰漫する)ことから、びまん性脱毛症と呼ばれることもあります。

FAGAの初期症状としては、抜け毛の量が増えることや、分け目部分が目立ち始めることなどがあげられます。進行すると徐々に髪の毛全体のボリュームが減少しますが、一部分だけ薄毛になることはなく、全体的に薄くなったように感じるのが一般的です。

FAGAの進行パターンについては、ルードウィッグ分類がよく知られています。髪の毛全体のボリュームや薄毛の範囲によって、3パターンに分類されています。

ルードウィッグ分類Ⅰ型    頭頂部を中心に薄毛が目立ち始めるものの、髪の毛全体のボリュームには変化が見られない状態
ルードウィッグ分類Ⅱ型Ⅰ型よりも頭頂部の薄毛が目立つようになり、地肌が透けて見え始める。髪の毛全体のボリュームにはまだ変化が見られない状態
ルードウィッグ分類Ⅲ型おでこの生え際や頭頂部に明らかな薄毛が見られる状態。髪の毛全体のボリュームも目に見えて減少しはじめる

参照:女性に発生する男性型脱毛症(一般的な脱毛症)の種類の分類

円形脱毛症

円形脱毛症の特徴は、突然のようにまとまった量の髪の毛が抜け落ちる点です。硬貨大の範囲で抜け落ちると「10円はげ」と呼ばれるケースもあるのですが、抜け毛の範囲は症状によって実にさまざまです。

単発型の円形脱毛症であれば、硬貨大の脱毛斑(だつもうはん)が見られるだけですが、多発型や全頭型の円形脱毛症を発症した場合、広範囲に渡って薄毛となってしまいます

脱毛の範囲が狭ければ、1年以内で回復することも珍しくないのですが、範囲が広くなればなるほど完治が困難となります。また、円形脱毛症はいったん回復したとしても、再発するケースが少なくありません。

単発型の円形脱毛症が進行して多発型へと移行するケースもあれば、いきなり全頭型の円形脱毛症を発症するケースもあります。また、円形脱毛症は年齢や性別を問わず、誰でも発症する可能性がある点も、その他の脱毛症とは異なる特徴といえるでしょう。

円形脱毛症の原因に関しては、現代医学をもってしてもハッキリとした原因が分かっていません。かつてはストレスが原因と考えられていましたが、円形脱毛症と精神疾患との間に因果関係が認められないことから、ストレスが直接的に円形脱毛症を引き起こすことはないと考えられるようになっています。

現在では、円形脱毛症は自己免疫疾患の一種とされています。本来であれば自分の細胞を守るべき免疫系に異常が生じ、毛包を攻撃することで抜け毛が起こるわけです。ただし、なぜ免疫系に異常が生じるのかは今のところよく分かっていません。

参照元:日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン

牽引(けんいん)性脱毛症

牽引性脱毛症は、局所への繰り返される牽引力が原因で起こる脱毛症です。たとえばいつも同じ場所で髪の毛を結んでいたり、分け目を付けていたりすると、牽引力が加わった場所に薄毛が見られるようになります。

牽引性脱毛症は、どちらかと言えば髪の毛の長い女性に多く見られますが、男性であっても髪型によっては発症する可能性があります。牽引という言葉から、髪の毛が引っ張られて抜け落ちるようなイメージを持たれる方もいらっしゃることでしょう。

実際には牽引力によって直接的に髪の毛が抜け落ちるわけではありません。牽引力が働いた場所に血行不良が起こり、髪の毛の成長が阻害されることで、薄毛部分が目立つようになってくるのです。

粃糠(ひこう)性脱毛

粃糠性脱毛症の特徴は、頭部に白くて小さいフケが多く見られる点です。大量に発生したフケが毛穴を塞ぐと、炎症を起こして髪の毛の成長が阻害されます。それによって抜け毛の量が増えるのが、粃糠性脱毛症による薄毛のメカニズムです。

粃糠性脱毛症を発症した場合の主な症状は、頭皮のかゆみとフケが多く見られることです。毛穴のまわりに強い炎症状態が見られる場合、頭皮の赤みが見られるケースもあります。ひどくなると無意識のうちに掻きむしってしまい、かさぶたができることもあります。

粃糠性脱毛症の主な原因は、頭皮環境の悪化です。頭皮環境の悪化を招く要因としては、肌質に合っていないシャンプーなどのヘアケア商品、パーマやヘアカラーによる頭皮へのダメージ、過度のダイエットにともなう栄養不足、ストレスによる血行こ不良などさまざまなことがあげられています。

脂漏性脱毛症

脂漏性脱毛症(しろうせいだつもうしょう)は、炎症性の皮膚疾患である脂漏性皮膚炎にともなってみられる抜け毛を意味します。脂漏性皮膚炎は、皮膚に棲んでいる常在菌であり、皮脂をエサとして成長するマラセチアが異常繁殖することで起こります。

脂漏性皮膚炎を発症するような好ましくない頭皮環境を続けると、髪の毛の成長に悪影響をおよぼし、結果として脂漏性脱毛症の発症リスクが高くなるのです。脂漏性脱毛症を改善するためには、原因となる脂漏性皮膚炎の治療が必要となります。

分娩後脱毛症

分娩後脱毛症はその名の通り、出産後の女性に見られる脱毛症です。出産を経験した女性の多くが一時的な抜け毛量の増加に悩まされますが、通常は出産後半年から1年ほどで元の状態に戻るとされています。

分娩後脱毛症の直接的な原因は、妊娠・出産期に起こるホルモンバランスの大きな変化です。また、育児疲れや睡眠不足などのストレスによって、抜け毛のリスクを高める可能性もあります。

圧迫性脱毛症

圧迫性脱毛症は帽子やヘルメットを長時間にわたって被るなど、頭皮が強く圧迫されることで起こる脱毛症です。牽引性脱毛症がどちらかというと女性に多く見られるのに対し、圧迫性脱毛症は現場作業などをおこなう男性に多く見られるとされています。外科的手術をおこなった後の頭部の固定によって、圧迫性脱毛症を引き起こすケースもあります。

抜毛症(トリコチロマニア)

抜毛症(トリコチロマニア・抜毛癖)はその他の脱毛症とは異なり、自分で自分の髪の毛や体毛を引き抜いてしまう強迫症の一種です。髪の毛や体毛を引き抜くことで、緊張感や不安感が和らぐといった特徴があります。

抜毛症は人口の1%から2%に見られ、必ずしも珍しい病気という訳ではありません。思春期前後に始まることが多く、男女比は1:9と圧倒的に女性に多く見られます。

抜毛症の主な原因は精神的ストレスです。そのため、抜毛をやめるように言い聞かせてもあまり効果が上がりません。抜毛症の原因となる精神的ストレスを解消するためには、心療内科を受診して、適切な治療を受けることが重要です。

FAGAの発症リスクを高める様々な要因

FAGAを発症する直接的な原因はホルモンバランスの乱れです。女性の体内でもわずかながら男性ホルモンが分泌されているのですが、更年期を迎え女性ホルモンの分泌量が減少した場合、相対的に男性ホルモンの分泌量が増大します。

とくに男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)には、抜け毛の原因となる有害なサイトカインを生成する働きがあります。そのため、更年期になると抜け毛の量が増えやすくなるのです。

FAGAの直接的な原因はホルモンバランスの乱れなのですが、その他の要因も複雑に絡み合った結果として発症するのが一般的です。そこで、FAGAの発症リスクを高めるさまざまな要因について紹介します。

加齢や出産によるホルモンバランスの乱れ

FAGAの発症リスクを高める要因の1つが、ホルモンバランスの乱れです。女性の体内では生涯にわたって、何度もホルモンバランスの乱が起こります。とくに更年期や出産期にはホルモンバランスが大きく乱れるため、FAGAの発症リスクが高くなると考えられています。

過度なダイエットによる栄養不足

FAGAの要因としては、過度のダイエットにともなう栄養不足もあげられます。髪の毛は私たちが食べたものを原料として作られるため、極端なダイエットをおこなうと、髪の毛の成長に悪影響をおよぼすわけです。若い女性にFAGAが増えているのも、体重を減らそうと過度のダイエットをおこなった結果、栄養不足に陥っているからだと考えられます。

人間関係・仕事のストレス

人間関係や仕事上のストレスも、FAGAの発症リスクを高める要因となります。ストレス状態が昂じて交感神経優位に傾くと、血管が圧迫されて、血液の循環が悪くなります。

それによって頭皮へと送られる血液量が減少すると、髪の毛が成長するためのエネルギー不足に陥り、結果として抜け毛や薄毛の発症リスクが高くなるのです。

頭皮環境の悪化

FAGAを引き起こす要因の1つが、頭皮環境の悪化です。髪の毛を育てるための土壌でもある頭皮環境が悪化すると、髪の毛が次第に細く、弱くなっていきます。その結果、髪の毛全体のボリュームが減少し、地肌が透けて見えるようになるのです。

血行不良

ところが、何らかの原因によって血行不良におちいると、毛母細胞が十分な栄養を毛細血管から受け取れなくなります。その結果、髪の毛が細く・弱くなりFAGAの発症リスクを高めるのです。

血行不良もFAGAを引き起こす要因の1つです。頭皮には毛細血管が多く分布しており、毛細血管から栄養を受け取って毛母細胞が分裂し、その結果、髪の毛が太く・強く成長します。

卵巣や甲状腺など内分泌系の疾患

卵巣や甲状腺など、内分泌系の疾患によってFAGAの発症リスクが高くなることもあります。卵巣の病気や、バセドウ病や橋本病といった甲状腺の機能に異常をきたす疾患を発症すると、ホルモンバランスの乱れを引き起こし、結果としてFAGAの発症リスクが高くなります。

全身疾患

心疾患や脳疾患、糖尿病、腎疾患、精神疾患などの全身疾患を発症した場合、FAGAを始めとした抜け毛を引き起こすことがあります。心身の不調にともなって抜け毛が増えているような場合は、なるべく早めに医療機関を受診するよう心がけましょう。

薬剤

FAGAに限った話ではありませんが、何らかの薬剤によって抜け毛の量が増えることもあります。抜け毛を引き起こす代表的な薬剤が抗がん剤ですが、その他にも生活習慣病の治療薬、抗真菌薬、ホルモン剤などの服用で抜け毛が増えることもあります。

…以上からも分かるように、FAGAの発症にはさまざまな要因が複雑に重なるっていことが多いため、原因を1つに特定するのが非常の困難です。そのため、まずは専門のクリニックで抜け毛や薄毛の原因を特定することが重要なのです。

クリニックでできるおすすめの薄毛治療

FAGAを始めとした女性の薄毛は、専門のクリニックで治療できる時代となっています。そこで、「男性型および女性型脱毛症ガイドライン」による推奨度と合わせて、クリニックでできるおすすめの薄毛治療について見ていきましょう。

参照元:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン

投薬治療

男性型および女性型脱毛症ガイドラインでは、以下の治療薬について「A:行うよう強く勧める」「B:行うよう勧める」「C1:おこなってもよい・C2行なわない方がよい」「D:行うべきでない」の5段階に分類しています。

治療薬名効果推奨度
フィナステリド内服薬AGAの進行を抑制男性A:女性D
デュタステリド内服薬AGAの進行を強く抑制男性A:女性D
ミノキシジル外用薬血行促進・発毛シグナルの活発化男性A:女性A
ミノキシジル内服薬血行促進・発毛シグナルの活発化の効果大男性D:女性D

フィナステリド内服薬とデュタステリド内服薬にはAGAの進行を抑える効果が期待されていますが、男性ホルモンにアプローチする治療薬であるため、原則として女性の服用は禁止されています。

ミノキシジル外用薬には、頭皮の血行を促進し、発毛シグナルを活発化させる効果が期待されています。ミノキシジル外用薬に関しては、女性の薄毛治療に用いることも可能です。下記のページでは、ドラックストアで購入できるミノキシジル配合の発毛剤を紹介していますので参考にしてみてください。

ミノキシジル内服薬(ミノキシジルタブレット:通称ミノタブ)には高い発毛効果が期待されているのですが、心臓への負担を増す副作用のリスクがあるため、日本では厚生労働省による認可が下りていません。

植毛術

男性の薄毛だけでなく、女性の薄毛についても植毛術で改善を図ることがあります。植毛術は自毛植毛術と人工植毛術の2種類に分けられます。

推奨度メリットデメリット
自毛植毛術男性B:女性C1拒絶反応の恐れがない
毛根が生きている限り、髪の毛が抜けても生えてくる
費用が高額な傾向にある
術者の力量の左右される
傷跡が残る
人工植毛術男性D:女性D周囲に知られずに少しずつ髪の毛を増やせる
進行してしまった薄毛にも対応できる
自毛植毛術よりは安価である
拒絶反応のリスクがある
抜けたら二度と生えてこない
メンテナンスの費用が掛かる

自毛植毛術は、主に後頭部などAGAの影響を受けにくい場所の毛穴を、皮膚ごと切除して薄毛部位に移植する外科的手術です。移植先でもAGAの影響を受けにくい性質が受け継がれるため、毛根が生きている限り何度でも生えかわる点がメリットです。

一方、費用が高額になる点や、傷跡が残ってしまう点が自毛植毛術のデメリットと言えます。人工植毛術はポリエステルやナイロン製の人工毛を、薄毛が気になる場所に植え付ける植毛術です。

自毛植毛術よりは安価で、ある程度進行してしまった薄毛にも対応できるのですが、拒絶反応のリスクがある点や、抜けたら二度と生えてこない点、メンテナンスの費用が掛かる点などがデメリットとなっています。

LED および低出力レーザー照射

LEDおよび低出力レーザー照射に関しては、男女ともに推奨度Bの治療法となっています。副作用のリスクが低いため、持病や体質などが原因で投薬治療が受けられない方に適した治療法です。

注射治療

FAGAの治療法としてはメソセラピーやHARG(ハーグ)療法といった注入療法もあげられます。メソセラピーは、頭皮下に髪の毛の成長因子(グロースファクター)を直接注入する治療法です。ただ、投薬治療に比べて有意に効果が期待できるといった論文は存在しないだけでなく、世界的にもメソセラピーによるAGA治療は推奨されていません

HARG(ハーグ)療法はオリジナルのHARGカクテルと頭皮下に注入する治療法ですが、髪の毛の再生を促す治療法であり、男性ホルモンを抑制する治療法ではありません。また、2017年の段階では、日本皮膚科学会において、メソセラピーやHARG療法の有効性に関する検証はおこなわれていません。

…以上の解説からも分かるように、女性の薄毛治療に関しては現在のところ、ミノキシジル外用薬とLED、および低出力レーザー照射の3つが、日本皮膚科学会の認める推奨度B以上の治療法となっています。

FAGAに限ったことではありませんが、薄毛の治療には原則として健康保険が適用されません。そのため、薄毛を効率的に改善するためには、クリニックの専門医による問診やカウンセリングを受けることが重要です。

FAGAを始めとして、女性の薄毛は実にさまざまな原因が複雑に絡み合って起こります。専門医に症状を診てもらうことで最適な治療方法が決まるので、まずは専門のクリニックを受診するよう心がけましょう。

自宅でできる薄毛対策

最後に、自宅でもできる薄毛対策を紹介します。

ヘアケア(頭皮マッサージ)

FAGAによる抜け毛は血行不良によって悪化する可能性があるため、普段から頭皮マッサージをおこない、血行を促進しておくのがおすすめです。自宅でできる簡単な頭皮マッサージのやり方は以下の通りです。

  1. 首の後ろを両手の人差し指から小指の先でマッサージする
  2. 頭頂部を指で流すようにマッサージする
  3. 指先で円を描くように頭皮をマッサージする

マッサージをする場合、爪や指先で頭皮を擦らないように気をつけましょう。頭皮を動かすイメージで、指の腹でマッサージするのがポイントです。

生活習慣の見直し

疲労や睡眠不足といったストレス状態が続くと、髪の毛の成長に悪影響をおよぼします。1日の終わりには湯船に浸かってリラックスしたうえで、しっかりと睡眠をとるよう心がけましょう。

また、食習慣の改善も重要です。髪の毛の元となる良質のタンパク質や、髪の毛の成長に必要なビタミン、亜鉛などのミネラルを多く含む食品を、日頃から積極的に摂取するよう心がけましょう。髪の毛の成長に悪影響をおよぼす過度のダイエットは避けるようにしましょう。

まとめ

FAGAの主な原因はホルモンバランスの乱れですが、その他にもストレスや血行不良、誤ったヘアケア、食習慣の乱れなど、さまざまな要因によって抜け毛のリスクが高くなります

そのため、なぜ抜け毛や薄毛が起こっているのか、まずは原因を特定することが欠かせません。FAGAの疑いがある場合、薄毛治療の専門クリニックに相談するとよいでしょう。多くのクリニックで無料カウンセリングをおこなっているので、まずは気軽に連絡してみることをおすすめします。

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