AGAとは男性型脱毛症のことで、最近はAGA治療を行っている病院も増えてきました。
AGA治療の費用相場や治療期間はどのくらいなのか気になる方も多いのではないでしょうか。AGA治療を受けるには、そもそもAGAは何が原因なのかを知っておく必要があります。
AGA治療専門のクリニックはたくさんありますが、治療費用や治療方針はクリニックによって異なります。
今回はAGA治療を行っているクリニックの費用・プラン・方針などを比較して、それぞれのクリニックの特徴を紹介しています。
AGA治療にはどのような治療法があるのか、また治療薬の種類と効果・費用・副作用について知ってから自分にとって最適なクリニックを選びましょう。
AGA治療特徴別比較表!費用・プラン・方針や特徴一覧
以下の比較表はクリニックごとのAGA治療の特徴を費用・プラン・方針などをまとめた一覧で、薄毛予防や発毛にかかる治療薬の料金やオンライン診療可否、保証制度などで比較しています。
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クリニック | クリニックフォア | AGAヘアクリニック | AGAスマクリ | AGAオンクリ | 駅前AGAクリニック | イースト駅前クリニック | ゴリラクリニック | Dクリニック | AGAスキンクリニック | 湘南美容クリニック |
予防料金 | 初月0円 翌月以降3,000円〜 | 1,800〜8,000円/月 | 初月0円 毎月4,980円 | 初月0円 翌月以降3,000円〜 | 初月1,800円 翌月以降4,620円〜 | 4,700円/月〜 | 初月2,980円〜 | 12,100〜15,950円/月 | 初月3,700円 翌月以降6,200円 | 初月1,800円〜 翌月以降3,000円〜 |
発毛料金 | 10,780円/月 | 10,800〜18,000円/月 | 初月0円 毎月4,980円 | 初月0円 翌月以降9,000円〜 | 5,500円/月〜 | 13,700〜26,280円/月 | 初月4,980円〜 | 16,500〜35,200円/月 | 15,400円/月〜 | 1ヶ月13,030円〜 |
オンライン | オンライン診療可能 | オンライン診療可能 | オンライン診療可能 | オンライン診療可能 | オンライン診療なし | オンライン診療可能 | オンライン診療なし | オンライン診療可能 | オンライン診療可能 | オンライン診療可能 |
保証 | 全額返金保証あり | なし | 返金保証全額返金保証あり | 全額返金保証あり | 完全返金保証あり | なし | 返金保証なし | 返金保証なし | 返金保証全額返金保証あり | 全額返金保証あり |
お得プラン | 薬の定期配送で10%OFF | 初診・再診 カウンセリング無料 | おまとめ便割引あり | 全てのプランが 初月無料 | 各院月10名限定 モニター割引 | 診察無料、2回目以降は全国のクリニックの利用可能 | 他院からの乗り換え割、 2人同時申し込みのペア割 | 脱毛治療と併用で優待価格適応 | 遠方の方へ交通費補助 | 30歳以下は応援割、AGA治療モニター募集 |
ポイント | おすすめ最短翌日に薬が届く | 169通りの治療プラン | 初月は0円 | 24時間 365日 無料で相談可能 | 完全オーダーメイド治療 | 予約不要で相談可能 | 初診・再診カウンセリング 肌診断 全て無料 | ヘアメディカルサロンを併設 | 薄毛治療の経験がある医師からのアドバイス | 治療プランが豊富 |
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そもそもAGAとは?原因は?
そもそもAGAとはどのような脱毛症状のことを指すのでしょうか?
また、なぜAGAになってしまうのか、その原因を解説します。
AGAとは男性型脱毛症のこと
AGAとは「Androgenetic Alopecia」の略称で、「男性型脱毛症」のことをいいます。
症状の発症に男性ホルモンが大きく関わっているため、成人男性に発症することが多いです。「男性型」と呼ばれていますが、女性でも発症することがあります。
発症すると抜け毛の進行がみられるようになり、髪のボリュームが減って額の生え際や頭頂部が薄毛になっていきます。
早めに治療を開始しないと、症状はどんどん進行してしまいます。
参考:臨床発毛医学の現状と展望 2018(国際抗老化再生医療学会雑誌)
AGAの進行形はO字・M字・U字の3種類
AGAの進行タイプは主に3つの形に分かれます。
頭頂部が薄くなるO字型、額の生え際が薄くなるM字型、またO字型とM字型が同時に広がっていくU字型があります。
U字型の場合は症状が出ている範囲が広いため、薄毛の印象が強くなってしまう傾向があります。
AGAの原因は悪性男性ホルモン(DHT)によるヘアサイクルの乱れ
AGAと呼ばれる男性型脱毛症ですが、原因は男性ホルモンの作用が関わっていると言われています。
男性ホルモンの中でも悪性男性ホルモンと呼ばれるDHT(ジヒドロテストステロン)が、ヘアサイクルの乱れを起こすことによって髪の成長に影響を与えてしまうのです。
ヘアサイクルは髪の毛が生え始めて成長し、抜け落ちて新しく生えるまでの過程のことで、大きく分けて「成長期」「退行期」「休止期」の3つの段階があります。
この段階の中で1番長い過程は「成長期」になります。成長期は約2〜6年ほど続くと言われており、この時期には髪の根本の細胞分裂が活発に起こり、髪の毛が成長していきます。
DHTが、脱毛因子を増やし、髪の根本にある毛母細胞の活性化を抑えてしまうことによってAGAを発症させるのです。
AGAになると、DHTの作用により、先ほど説明したヘアサイクルのうち「成長期」が短くなってしまいます。
生涯で繰り返されるヘアサイクルの回数は限りがあリます。AGAの症状が疑われる場合は、ヘアサイクルが多く残っているなるべく早い段階でクリニックでの治療を開始することが大切です。
参照元:男性型脱毛症治療薬の研究動向
DHT(ジヒドロテストステロン)を減らすには
AGAの主な原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)を減らすにはどのようにしたらいいのでしょうか。
AGAは遺伝や体質も大きく影響していますが、乱れた食生活や不規則な生活習慣によってもより症状を悪化させてしまいます。
DHTは男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼという酵素の働きによって、活性の高いDHTに変換されます。この5αリダクターゼをの抑制をすることが、結果的にDHTを減らすことにつながります。
普段の生活の中で取り入れられることがあれば実行していきましょう。
食生活の改善
食事の改善によってDHTを抑えることが可能です。5αリダクターゼを抑えて、DHTを抑制する効果をもたらす食べ物や栄養素を普段から意識的に取り入れるようにしましょう。
亜鉛(カキ、レバー、牛肉、しじみ、パルメザンチーズなど)
亜鉛は5αリダクターゼの抑制作用があり、DHTの産生を減らします。また、髪の構成成分であるタンパク質(ケラチン)を合成する作用もあり、髪質を良好に保つためにも必要な栄養素です。
亜鉛はカキに多く含まれていますが、カキを日常の食生活で積極的に取り入れるのは難しいのでサプリで摂取するのもおすすめです。
大豆食品(納豆、豆腐、豆乳、おからなど)
大豆食品のイソフラボンは、女性ホルモンの「エストロゲン」と似た作用があります。エストロゲンの上昇により、相対的に男性ホルモンが低下するのでDHTも減少します。
また、5αリダクターゼの作用を阻害する効果もあり、DHTの産生を減らします。
エストロゲンは髪のハリとツヤも与えるので髪の健康状態も良くしてくれます。
ビタミンB6(牛肉、豚肉、レバー、ピーナッツなど)
ビタミンB6は5αリダクターゼの抑制作用があり、DHTの産生を減らします。
また亜鉛の吸収にも必要な栄養素なので、亜鉛と合わせて摂取するようにしましょう。
その他(ミカンの皮・アロエ)
ミカンの皮に含まれるd-リモネンと、アロエに含まれるアロエンには5αリダクターゼ阻害作用があります。
ミカンの皮は細かく刻んで調理して取り入れたり、アロエはヨーグルトなどで摂取するのがオススメです。
生活習慣の改善
生活習慣の乱れやストレス・疲労の蓄積によってホルモンバランスが崩れると、テストステロンの増加につながりDHTの産生も上がってしまいます。
生活習慣を見直して、ホルモンバランスを整えていきましょう。
喫煙を止める
喫煙によって、体内の男性ホルモンの濃度が高くなることが分かっています。ハーバード大学が研究した喫煙によるAGAとの因果関係では、非喫煙者に比べて喫煙者の方がDHTの量が14%高いという結果が出ています。(参考:国立衛生研究所)
またタバコに含まれるニコチンや一酸化炭素の血管収縮作用により全身の血流が悪くなり、酸素がまわりにくくなります。そうするとヘアサイクルに関わる毛乳頭細胞にも酸素が届かず、髪の成長を妨げてしまいます。
十分な睡眠をとる
ストレスや疲れを軽減するために眠りの質を高めて、十分な睡眠時間をとるようにしましょう。質の良い睡眠は、ホルモンバランスを整えてくれます。
寝る前はなるべくスマホなどの液晶画面をみるのは避けて、睡眠の質を高めるようにしましょう。入浴後はストレッチをし血行の流れをよくするのもおすすめです。
適度な運動習慣
DHTは汗や尿によって体外に排出されます。適度な運動によって、汗をかくことでDHTを体外へ排出できます。
身体を動かすと、血行が促進され頭皮の健康状態も良好になり薄毛予防につながります。
またストレスも解消できるのでホルモンバランスが整えられます。無理なく続けられるウォーキングやジョギングを習慣化してみましょう。
喫煙や飲酒、ストレスはDHTの量を減らす効果のある亜鉛を消費してしまいます。過度な飲酒もなるべく控えるようにしましょう。
日々、正しい生活習慣を意識して過ごすように心がけることが大事です。
食生活・生活習慣の改善は、頭皮環境をよくしDHTを減らすことにもつながりますが、AGAをすでに発症している場合はなるべく早めにAGAクリニックに相談するようにしましょう。
AGAを発症しているのに、治療を開始しないとどんどん症状は進行してしまいます。
なるべくヘアサイクルが残っているうちに治療を開始するほうが効果が現れやすいので、早めの受診をおすすめします。
また、脱毛症はAGA以外にもさまざまな原因があるので、早めの診断が必要になるでしょう。
疑わしい症状がある方はまずAGA専門クリニックに相談して、自分にあった最適な治療をしてもらいましょう。
AGAクリニックに相談する
食事や生活習慣の改善によってDHTを抑制させる効果はありますが、それだけでAGAを防ぐのは困難と言えるでしょう。
AGA特有の脱毛症状が出ていたらAGAクリニックの受診が望ましいです。
AGAの治療はなるべく早めに開始するほうが治療効果が期待できるので、専門医がいるAGAクリニックに相談してみましょう。
AGA治療では、5αリダクターゼを阻害し脱毛を抑制する内服薬や、発毛促進をする外用剤などを使用します。
投薬治療以外にも、注入治療や植毛術などがあります。
患者それぞれのAGAの進行段階や、薄毛の経過・状態に合わせて専門の医師が最適な治療をしてくれます。
正しく治療を行わないと効果が出ないため、必ず専門のクリニックでAGA治療をしましょう。
AGA治療の費用相場と治療期間
AGA治療の費用相場や治療期間は個人差があり、症状の進行具合によっても異なります。一般的な、AGA治療の費用相場や治療期間について順番に解説します。
費用相場
AGA治療は保険診療ではなく自由診療なので、治療代はクリニックによって差があります。
また、治療の方針によっても異なりますが、一般的な治療で月に約15000〜30,000円かかると言われています。
費用でかかるのは、主に診察料・検査料・薬代になります。
診察料
まず診察料が、毎回病院を受診するときにかかります。
診察料はクリニックによって設定金額が異なることが多いです。初診料は無料のクリニックもあります。
相場としては、初診料が無料〜約5,000円、再診療が約1,000〜3,000円かかるクリニックが一般的でしょう。
検査料
適切なAGAの治療を行うために、検査を行います。
検査内容は血圧測定・マイクロスコープ・頭部撮影などです。検査を行い、患者の症状や体質に合わせた治療プランを決定していきます。
基本的に、初回初診時に検査をして、その後は経過をみながら半年に1回など定期的に検査を行います。
検査の内容にもよりますが、検査代が1回に約5,000〜10,000円ほどかかります。
薬代
AGA治療で大きく負担がかかってくるのが、治療のための薬代でしょう。
最初は投薬治療を行うのが一般的です。薬は大きく2種類に分かれており、脱毛の進行を抑制する薬・発毛の促進をする薬があります。
両方の薬を併用することで、より効果が実感できる場合が多いです。しかし両方の薬を使う方が、どうしても治療費用は高くついてきます。
治療薬 | 費用 |
プロペシア(フィナステリド) | 5,000〜8,000円/月 |
ザガーロ(デュタステリド) | 8,000〜10,000円/月 |
ミノキシジル外用薬 | 5,000円〜13,000円/月 |
ミノキシジル内服薬 | 6,000円〜12,000円/月 |
続いてフィナステリド・デュタステリドのジェネリック医薬品の費用相場をみてみましょう。
ジェネリックの方が、薬価が安いため費用を抑えられます。
ジェネリックは、特許が切れた医薬品を他社メーカーが製造しているため研究費などの費用が抑えられて薬価が安くなっています。効果効能は先発品と同等であると証明されています。
治療薬 | 費用 |
フィナステリド(ジェネリック) | 3,800円〜5,000円/月 |
デュタステリド(ジェネリック) | 7,000円/月〜 |
治療期間
治療期間はAGAの症状の進行具合や年齢によって左右されるため、人によってさまざまです。
早めに治療を開始するほど、効果の実感を得るのが早いと言われています。
だいたい3ヶ月〜6ヶ月で、6ヶ月経てば効果の実感を得られる方が多いでしょう。早ければ3ヶ月程度で効果を実感する方もいます。
遅い場合は治療を開始してから1年ほどかかります。
基本的にクリニックでは治療を開始して6ヶ月経過したときに、効果が出ているかの判定をします。効果の実感として、髪をとかした際にいつもより抜け毛が減っていると感じる人が多いようです。
しかしAGAの症状がかなり進行している場合は、効果を得られるまでに時間を要してしまう場合もあります。
このようにAGAは投薬治療の場合、治療期間が長期に及ぶので、費用が自分の予算内に収まり、無理せず治療を継続できるかが重要です。
AGA治療はどんな治療法がある?進行状態別に解説
AGA治療では、フィナステリドやデュタステリドの男性ホルモンを抑える内服薬でAGAの進行を抑制しながら、ミノキシジルの外用薬を併用し、発毛を促す方法が標準的治療になります。症状にもよりますが、内服薬と外用薬を一緒に使うことで、より効果を実感できます。
投薬治療以外にも、AGA患部に自毛や人工毛を移植する植毛術や、低出力レーザー治療、毛髪を成長促進させる成分を直接頭皮に注入する注射療法などがあります。
AGA治療にはさまざまな治療法があり、日本皮膚科学会が提示している「男性型及び女性型脱毛症診療ガイドライン」では、治療法に対して推奨度を分類しています。
推奨度の分類:A.行うよう強く勧める、B.行うよう勧める、C1.行っても良い、C2.行わないほうがよい、D.行うべきではない
各治療方法の特徴を解説していきます。
軽度の場合は投薬治療を行う
AGA治療ではまず、第一選択として投薬治療が行われることが多いです。
初期症状の場合は、薄毛の進行を抑制する内服薬のフィナステリドやデュタステリドが使われます。症状が軽度の場合は内服の単剤治療でも効果が得られます。
AGAの症状の進行を抑制する内服薬には2種類あり、どちらもテストステロンをDHTに変換する5αリダクターゼの作用を阻害することによって症状の進行を抑える効果を発揮します。
副作用としては、男性ホルモンを抑えることによって起きる、勃起不全(ED)や性欲減退などの男性機能低下が報告されています。
脱毛の進行を抑制する治療薬 | 推奨度 | 治療費の相場 | 副作用 |
フィナステリド内服薬 | 男性A 女性D | 5,000円〜8,000円/月 | 勃起機能障害、リビドー減少、肝機能障害、抑うつ |
デュタステリド内服薬 | 男性A 女性D | 8,000円〜10,000円/月 | 勃起機能障害、リビドー減少、肝機能障害、乳房障害、頭痛 |
参照元:プロペシア(フィナステリド)添付文書、ザガーロ(デュタステリド)添付文書
軽度と重度の中間の場合
症状がもっと進行している場合は、薄毛の進行を抑制する内服薬と発毛を促進させる作用のあるミノキシジルの外用剤を併用します。
両方合わせて使うことで、より効果を発揮し薄毛の進行を抑えられるため、AGAの改善効果が期待できます。
ミノキシジルは、もともと血圧降下薬として使用されていた成分ですが、体毛増強の副作用があり、その作用に着目して発毛促進作用があるAGA治療薬として使われています。頭皮に直接塗ることで、発毛を促進します。
ミノキシジルは外用薬が使われるのが一般的ですが、クリニックによっては内服薬を使用する場合もあります。
内服の方が外用薬よりも高い発毛効果があると言われていますが、頭痛やめまいなどの副作用のリスクが報告されています。現在内服薬は日本では認可されておらず、ガイドラインでは行うべきではないとされていました。
発毛を促す治療薬 | 推奨度 | 治療費の相場 | 副作用 |
ミノキシジル外用薬 | A | 5,000円〜13,000円/月 | 頭皮の痒み・かぶれ、ふけ |
ミノキシジル内服薬 | D | 6,000円〜12,000円/月 | 頭痛、めまい、動悸、息切れ、むくみ |
参照元:リアップ(ミノキシジル外用薬)説明書、ロニテン(ミノキシジル内服薬)添付文書、男性型及び女性型脱毛症診療ガイドライン
重度の場合は植毛やレーザー照射、注射治療を行う
症状がかなり進行しておりさらに深刻な場合は、内服薬・外用薬に追加してメソセラピーなどの注入療法を行なっていきます。
メソセラピーは、発毛促進に必要な成分を直接頭皮に注入することによって、高い発毛効果が実感できます。メソセラピーの成分はクリニックによって異なります。
それでも改善効果がみられない場合には、最終手段として植毛手術が選択肢になります。
しかし植毛手術には高額な治療代がかかってしまう点や、外科的手術による痛み・傷跡、合併症のリスクがあり、懸念されています。
症状がかなり進行してしまっている状態だと、治療期間が長くなり治療費用が大きい負担となってしまいます。
なるべく負担をかけないためにも、AGA治療は早期治療が重要なポイントとなっています。
植毛術
自毛植毛術は、症状の出ていない健康的な頭皮の毛根を採取し、AGAの患部に移植する手術療法です。これに対して、人工植毛術はナイロンやポリエステルなどで作られた人工毛を移植します。
人工植毛術は人工物の移植による免疫拒絶反応が起こるリスクがあり、過去に多くの有害事象が報告されているため、診療ガイドラインでは行うべきではないとされています。
自毛植毛術は、高い生着率があり薄毛の改善効果に期待ができますが、自由診療になるため高額な費用がかかってしまう可能性が高いです。また、定着するまでは髪を強く洗わないようにして刺激を与えないよう注意が必要な治療になります。
また、外科的手術による痛みや傷跡が残る恐れがあり、合併症などのリスクもあることから手術に対して抵抗がある方が多いのが事実です。
基本的には内服薬や外用薬の投薬治療を行い、それでも治療効果がみられない場合に植毛手術の検討が推奨されています。
植毛術 | 推奨度 | 治療費の相場 | 副作用 |
自毛植毛術 | 男性B 女性C1 | 約40万〜130万円 | 麻酔中毒に伴う不整脈、血腫、むくみ |
人工植毛術 | D | ー | 有害事象あり |
参照元:男性型及び女性型脱毛症診療ガイドライン、局所麻酔中毒への対応プラクティカルガイド
LEDおよび低出力レーザー照射
低出力レーザー治療は、ヘルメットのような育毛器具を毎日頭にかぶることで照射ができ、頭皮や髪の健康を保てる治療になります。クリニックに定期的に通院せずに、自宅で育毛治療を行いたい方に向いているでしょう。
LEDは発光ダイオードと呼ばれる光で、その中の赤色LEDは頭皮の奥まで到達し、発毛増殖因子に刺激を与え分泌を促進します。また血流促進作用や、新陳代謝の活性化する効果もあります。
低出力レーザー治療は、レーザー波長を使った安全な低出力光学治療です。FDA(アメリカ食品医薬品局)の認可も受けています。
LEDおよび低出力レーザー照射治療は、発毛促進薬と併用して使用が可能です。
また、副作用が比較的少ないので持病や体質などで投薬治療が受けられない方に適しています。
治療法 | 推奨度 | 治療費の相場 | 副作用 |
LEDおよび低出力レーザー照射 | B | 約160,000円〜250,000円 | 照射部の異常知覚、軽度の蕁麻疹 |
注射治療
注射治療は、直接頭皮に発毛の促進効果のある成長因子の薬液成分を注入します。
治療法は主にメソセラピーと、HARG(ハーグ)療法があります。
- メソセラピー:髪の毛を成長促進させる成分(ミノキシジルや成長因子、銅ペプチドなど)を注入する。
- HARG療法(メソセラピーの一種):「HARGカクテル」呼ばれる髪の毛の成長因子である成分を注入し発毛を促進する。注射以外にもガスやレーザー照射で痛みを伴わない注入法もある。
しかし投薬治療に比べて、注射治療が優位に効果があるという論文は存在せず、世界的にもメソセラピーによるAGA治療は優先度が低く、推奨されていません。
また、HARG療法は毛髪の再生を促進する治療法であり、AGAの大きな原因と言われている男性ホルモンを抑制するわけではないのです。
ガイドラインでは安全性や有効性の検証がまだ不十分であることから、行わない方がいいとされています。
注射治療 | 推奨度 | 治療費の相場 | 副作用 |
メソセラピー | C2 | 約50万円/年 | 頭皮の痛み・痒み、発疹 |
HARG療法 | C2 | 約200万円/年 | 頭皮の痛み・痒み、発疹 |
AGAは患者それぞれの症例に合わせた治療が必要なため、クリニックの専門医師による問診やカウンセリングから開始するのが一般的です。
症状の進行段階や、頭皮の状態を診てもらうことで、それぞれの患者の症状に合わせた最適な治療法を決定します。
参照元:臨床発毛医学の現状と展望
治療薬の種類と効果
AGAの一般的な治療法は投薬治療で、有効性も高いと言われています。
AGAの治療薬は、脱毛の進行抑制をするタイプと、発毛の促進をするタイプがあります。
- 抜け毛予防の目的で用いられる医薬品
- 発毛促進目的で用いられる医薬品
AGA治療薬の効果に関しては、日本皮膚科学会が策定する「男性型および女性型診療ガイドライン」が参考になります。日本皮膚科学会は、皮膚科学に関する研究や教育、および医療の進歩と普及を目的として、明治33年(1900年)に創立された社団法人です。
ガイドラインではAGA治療薬に関して、推奨度A(行うよう強く勧める)・B(行うよう勧める)・C1(行ってもよい)・C2(行わないほうがよい)・D(行うべきではない)の4段階に分類しています。
そこで、AGA治療に用いられる代表的な治療薬14種類について、その効果と推奨度、および価格の相場についてご紹介します。
脱毛の進行抑制をするタイプの治療薬
抜け毛を予防する目的で用いられる主なAGA治療薬は、以下の表の通りです。
治療薬名 | 推奨度 | 価格の相場(1ケ月あたり) |
---|---|---|
フィナステリド内服薬 | A(女性D) | 正規品:8,000円~10,000円 ジェネリック:3,800円~5,000円 |
デュタステリド内服薬 | A(女性D) | 正規品:9,000円~11,000円 ジェネリック:6,000円~7,000円 |
t-フラバノン外用薬 | C1 | 1,800円~5,000円 |
ケトコナゾール外用薬 | C1 | 880円~1,200円 |
フィナステリドとデュタステリドの相場と副作用
脱毛の進行抑制をするフィナステリド・デュタステリドは5αリダクターゼの作用を阻害することによって、DHTの産生を抑えます。
どちらも、男性ホルモン抑制による男性機能低下(勃起機能障害やリビドー減少など)が主な副作用となります。
また、報告はかなり少ないですが肝機能障害や抑うつなどの副作用も知られています。
脱毛の進行を抑制する治療薬 | 治療費の相場 | 副作用 |
フィナステリド内服薬 | 5,000円〜8,000円/月 | 勃起機能障害、リビドー減少、肝機能障害、抑うつ |
デュタステリド内服薬 | 8,000円〜10,000円/月 | 勃起機能障害、リビドー減少、肝機能障害、乳房障害、頭痛 |
参照元:プロペシア(フィナステリド)添付文書、ザガーロ(デュタステリド)添付文書
発毛を促進するタイプの治療薬
発毛を促す目的で用いられる主なAGA治療薬は、以下の表の通りです。
治療薬名 | 推奨度 | 価格の相場(1ケ月あたり) |
---|---|---|
ミノキシジル外用薬 | A | 5,500円~6,300円 |
アデノシンの外用薬 | B(女性C1) | 2,000円~6,000円 |
カルプロニウム塩化物外用薬 | C1 | 1,200円~1,500円 |
サイトプリン外用薬 | C1 | 3,700円~ |
ペンタデカン外用薬 | C1 | 3,700円~ |
ビマトプロスト外用薬 | C2 | 18,700~19,700円 |
ラタノプロスト外用薬 | C2 | 3,270円~ |
ミノキシジル内服薬 | D | 5,500円~ |
これらの有効成分に関しては、男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインにおいて、その推奨度がAランクからDランクに分類されています。
ただし、AGAを治療する場合に実際に用いられているのは、主にフィナステリド内服薬とデュタステリド内服薬、およびミノキシジル外用薬の3つです。
フィナステリド内服薬やデュタステリド内服薬でAGAの進行を遅らせながら、ミノキシジル外用薬で発毛を促進するのが標準的治療法となっています。ただ、クリニックによっては高い発毛効果が期待できることから、ミノキシジル内服薬を利用するケースもあります。
AGA治療を専門とするクリニックで、サイトプリンやペンタデカン、ビマトプロストを配合する治療薬が処方されることは原則としてありません。また、塩化カルプロニウム外用薬に関しては、円形脱毛症の治療に用いられるのが一般的です。
ミノキシジル外用剤と内服薬の相場と副作用
発毛を促進するミノキシジルには、外用剤と内服薬があります。
一般的にはミノキシジルは外用薬での治療が多いです。併用療法では、脱毛抑制の内服薬とミノキシジルの外用剤が使われます。外用剤は副作用も少なく、診療ガイドラインでも推奨度が高いです。
内服薬のほうが効果があると言われていることから、クリニックによっては内服薬が使われる場合もあります。
しかし、内服薬は頭痛やめまいなどの副作用のリスクも報告されているため、現在日本ではまだ認可されておりません。
外用剤の副作用はほとんど少ないですが、まれに皮膚の過敏症で頭皮の痒みやかぶれなどの症状があります。
発毛を促す治療薬 | 治療費の相場 | 副作用 |
ミノキシジル外用薬 | 5,000円〜13,000円/月 | 頭皮の痒み・かぶれ、ふけ |
ミノキシジル内服薬 | 6,000円〜12,000円/月 | 頭痛、めまい、動悸、息切れ、むくみ |
参照元:リアップ(ミノキシジル外用薬)説明書、ロニテン(ミノキシジル内服薬)添付文書、男性型及び女性型脱毛症診療ガイドライン
AGAクリニックおすすめ10選
AGAの専門クリニックは、現在増えてきており数多くのクリニックが存在します。
おすすめできるAGAクリニックを10選まとめました。
それぞれのクリニックの特徴や、基本情報を含め、おすすめポイントを紹介します。
クリニックフォア

クリニックフォアは関東・関西に10店舗展開しているAGAクリニックです。アプリのダウンロードが不要で、オンライン診療を受けれます。
特徴
- 誰でも初診からオンライン診療可能
- 外科的治療はなく投薬治療のみ
- アプリ不要でスマホやパソコンから診察可能
- スマホで簡単に日時を選択して予約できる
おすすめポイント
- 初診からオンライン診療可能なので来院不要
- オンライン診療をして最短翌日に薬が届く
- 薬の定期配送にすると割引がされる
- コスパが優れている
基本情報
クリニックの特徴 | 初診からオンライン診療可能 |
治療内容 | 投薬治療 |
診察料 | 初診:3,500円、再診:1,500円 |
発毛プラン料金 | 速攻プラン:27,280円/月 基本プラン:16,280円/月 ライトプラン:10,780円/月 |
予防プラン料金 | 4,015円/月 |
治療薬 | ミノキシジル フィナステリド デュタステリド(後発品もあり) |
オンライン診療の有無 | オンライン診療あり |
予約手段 | ネット予約 |
院数 | 10院(池袋・田町・飯田橋・四谷・新橋・有楽町・大手町・渋谷・大宮・心斎橋) |
営業時間 | 店舗により異なる オンラインは9:00〜20:45 |
支払方法 | クレジットカード・GMO後払い |
返金保証制度有無 | 全額返金制度あり |
お得な制度 | 薬の定期配送で薬代10%OFF 乗り換え割引キャンペーンで薬代が20%OFF |
参照:クリニックフォア
DMMオンラインクリニック
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DMMオンラインクリニックではオンライン診療で治療を始めることができます。自宅に居ながらビデオツールを使って医師の診察を受けることができ、土日祝も診療可能なのも人気の理由です。
特徴
- オンライン診療でAGA治療を始められる
- 外用薬や内服薬を最短当日受け取れる
- アプリ不要でスマホやパソコンから診察可能
- 早朝から夜間まで予約できる
おすすめポイント
- 自宅に居ながらオンライン診療が可能
- オンライン診療をして最短当日に薬が届く
- 診察料無料で薬代のみ、1日あたり95円(税込)から始められる
- DMMポイントが貯められる・使える
基本情報
クリニックの特徴 | 初診からオンライン診療可能 |
治療内容 | 投薬治療 |
診察料 | 無料 |
発毛プラン料金 | 発毛ライトプラン:7,238円~/月 発毛ベーシックプラン:8,778円~/月 |
予防プラン料金 | 2,838円~/月 ミノキシジル内服(2.5mg)/30錠 |
治療薬 | ミノキシジル フィナステリド デュタステリド |
オンライン診療の有無 | オンライン診療あり |
予約手段 | ネット予約 |
院数 | 提携医療機関によるオンライン診療のみ |
営業時間 | オンライン診療8:00〜21:45 |
支払方法 | クレジットカード・DMMポイント |
返金保証制度有無 | – |
お得な制度 | らくらく定期便で割引あり |
参照:DMMオンラインクリニック
AGAヘアクリニック

特徴
- オンライン診療と対面診療を希望や都合に合わせて選べる
- 169通りの治療パターンがあり、治療プランが豊富
- 患者1人1人に合わせた治療プランを提案してくれる
おすすめポイント
- 診察料無料、初月1,800円〜治療が開始できる
- 毎月専門スタッフが頭皮を確認し、質問や相談を受けてくれる
- 写真による効果判定をしてくれる
基本情報
クリニックの特徴 | オンライン・直接診療を合わせた治療ができる |
治療内容 | 投薬治療 |
診察料 | 無料 |
発毛プラン料金 | スタンダードな発毛プラン:10,800〜18,000円/月 最大限の発毛プラン:22,800〜31,000円/月 |
予防プラン料金 | 現状維持・予防プラン:1,800〜8,000円/月 |
血液検査料 | 来院の場合:3,000円 オンライン診療:5,000円 |
治療薬 | フィナステリド デュタステリド ミノキシジル ケトコナゾール 育毛サプリメント |
オンライン診療の有無 | オンライン診療あり |
予約手段 | ネット予約(予約後確認電話あり) |
院数 | 3院(秋葉原・大宮・梅田) |
営業時間 | 10:00〜20:00(梅田店は11:00〜20:00) |
支払方法 | クリニック来院:現金・クレジットカード・電子マネー オンライン:クレジットカード・銀行振込 |
返金保証制度有無 | なし |
お得な制度 | 初診・再診・カウンセリング料・オンライン診療無料 |
参照:AGAヘアクリニック
AGAスマクリ

AGAスマクリは、来院不要でスマホのみで診療可能なクリニックです。対面診療も可能です。
特徴
- 初月無料、翌月以降ずっと4,980円
- 来院不要、スマホだけで診療可能
- 発毛効果が証明された2種類の内服薬を医師が処方
おすすめポイント
- 無料オンライン相談可能
- 初月は0円でお試しができる
- サプリや育毛トニックなどの併せ売りなし
- 薬の送料無料
基本情報
クリニックの特徴 | 初月無料、翌月以降ずっと4,980円 |
治療内容 | 投薬治療 |
診察料 | 初診:1,000円、再診療:無料 |
発毛プラン料金 | 4,980円/月 |
治療薬 | フィナステリド ミノキシジル |
オンライン診療の有無 | オンライン診療あり |
予約手段 | ネット、電話予約 |
院数 | 1院 |
営業時間 | 9:00〜22:00 |
支払方法 | クレジットカード、銀行振込 |
返金保証制度有無 | 全額返金保証あり |
お得な制度 | おまとめ便の購入で割引あり |
参照:スマイルAGAクリニック
AGAオンクリ

AGAオンクリは、24時間365日無料で相談が可能なので、忙しい人でも気軽にオンライン相談が始められます。
全てのプランが初月無料で始められるため、1ヶ月お試ししたい人には向いています。
特徴
- 相談実績が毎月平均2000人
- 患者のリピート率が92.8%
- プライバシーに配慮した診療
おすすめポイント
- 24時間365日無料で相談可能
- 患者に合わせた6プランのみを提供してくれる
- 治療が全プラン初月無料
- カウンセラー、医師は全て男性が対応
基本情報
クリニックの特徴 | 24時間365日無料でオンライン相談可能 |
治療内容 | 投薬治療 |
診察料 | 無料 |
発毛プラン料金 | 初月0円 2ヶ月目以降 月額9,000円~11,000円(税込) |
予防プラン料金 | 初月0円 2ヶ月目以降 月額4,000円~5,000円(税込) |
血液検査料 | 6,600円 |
治療薬 | フィナステリド デュタステリド ミノキシジル |
オンライン診療の有無 | オンライン診療あり |
予約手段 | ネット予約 |
院数 | 1院(新宿) |
営業時間 | 11:00〜20:00 |
支払方法 | クレジットカード、現金(代引き)、Amazonペイ |
返金保証制度有無 | 全額返金保証あり |
お得な制度 | 全てのプランが初月無料で開始できる |
参照:AGAオンクリ
駅前AGAクリニック

駅前AGAクリニックは、全国に12院あり全て駅前に存在するためとてもアクセス良好なクリニックとなっております。
カウンセリングは無料で、さまざまな治療法があり自分に合った治療を行うことができます。
特徴
- 99.4%の人が発毛効果を実感している実績あり
- カウンセリング無料
- 初月のみ1,800円から治療開始可能
おすすめポイント
- オーダーメイド治療で600パターンの治療法から選択できる
- 全ての毛髪の治療に対応してくれる
- 投薬治療以外にも、メソセラピー・植毛手術あり
- 全ての院が駅前にありアクセスしやすい
基本情報
クリニックの特徴 | 完全オーダーメイド治療 |
治療内容 | 投薬治療、メソセラピー、植毛手術 |
診察料 | 初診料5,500円(カウンセリング料・再診料は無料) |
プラン料金 | 薬代:1ヶ月4,620円〜 (初月1,800円) オーダーメイドAGA発毛メソセラピー:39,600〜69,300円 植毛手術:275,000円 |
血液検査料 | 5,500円 |
治療薬 | フィナステリド デュタステリド ミノキシジル スピロノラクトン ヒトプラセンタカプセル オリジナルサプリメント |
オンライン診療の有無 | オンライン診療なし |
予約手段 | ネット、電話予約 |
院数 | 12院(新宿・北千住・新潟・金沢・三重四日市・京都烏丸・梅田・姫路・岡山・広島・熊本・鹿児島) |
営業時間 | 11:00〜20:00 |
支払方法 | 現金、クレジットカード、銀行振込、医療ローン |
返金保証制度有無 | 完全返金保証制度あり |
お得な制度 | 格院1日5名限定で初診料・血液検査無料 各院月10名限定割引モニター実施中 |
参照:駅前AGAクリニック
イースト駅前クリニック

イースト駅前クリニックは全国の主要都市に展開しています。オンライン診療、対面診療どちらも行っており、都合に合わせて使い分け可能です。
クリニックは全て駅近でアクセス良好なので、通院しやすい環境となっています。
特徴
- スマホで診察OK、来院不要
- 全院駅から徒歩3分圏内の立地で通院しやすい
- 待ち時間が少なく、処方が早い
- 予約不要で平日21:30まで処方可能
おすすめポイント
- 土日祝日も診療を行っている
- オンラインは全国どこでも対応、最短当日発送
- 都合に合わせてオンライン・対面診療を使い分け可能
- 治療期間中、予約不要でいつでも相談可能
- 2回目以降、全国どのクリニックでも薬の受取が可能
基本情報
クリニックの特徴 | 全国の主要都市にクリニックがあり、オンライン・対面使い分け可能 |
治療内容 | 投薬治療 |
診察料 | 無料(診察のみだと3,300円) |
発毛プラン料金 | 1ヶ月13,700〜26,280円 |
予防プラン料金 | 1ヶ月4,700円〜 |
治療薬 | フィナステリド デュタステリド ミノキシジル カルプロニウム |
オンライン診療の有無 | オンライン診療あり |
予約手段 | 電話予約 |
院数 | 31院(全国の主要都市) |
営業時間 | 平日:10:00〜22:00、土日祝日:10:00〜18:00 (各院によって変動あり) |
支払方法 | 現金、クレジットカード |
返金保証制度有無 | なし |
お得な制度 | 診察無料、2回目以降は全国のクリニックの利用可能 |
参照:イースト駅前クリニック
ゴリラクリニック

ゴリラクリニックは男性専門の美容クリニックです。女性と顔を合わせることなく通院できるので、男性にとってはとても通いやすいクリニックです。
無料で、頭皮と頭髪の検査をしてくれるのも魅力的です。
特徴
- 気軽にはじめられるトライアルコースあり
- 医療分割による支払いで、月々3,200円から治療を開始できる
- カウンセリング時に無料で頭皮と頭髪の検査をしてくれる
- 予約キャンセル料無料
おすすめポイント
- 男性専門の美容クリニックなので通いやすい
- カウンセリング・初診・再診料・肌診断全て無料
- 発育毛環境を整えてくれる頭皮ケアがある
基本情報
クリニックの特徴 | 男性専門の美容総合クリニックで、女性と顔を合わせることなく通える |
治療内容 | 投薬治療、メソセラピー |
診察料 | 無料 |
発毛プラン料金 | STRONGコース:初月4,980円〜 GROWコース:初月9,980円〜 CLEANコース:トライアル2,200円〜 |
予防プラン料金 | STOPコース:初月2,980円〜 |
血液検査料 | 無料 |
治療薬 | フィナステリド デュタステリド ミノキシジル ヴェラルティス メソラインヘア HARG |
オンライン診療の有無 | なし |
予約手段 | ネット、電話予約 |
院数 | 22院(全国) |
営業時間 | 11:00〜20:00 |
支払方法 | 現金、クレジットカード、医療分割 |
返金保証制度有無 | なし |
お得な制度 | 他院からの乗り換え割、2人同時申し込みのペア割あり |
参照:ゴリラクリニック
Dクリニック

Dクリニックは全国に6院展開している、頭髪治療専門クリニックです。チーム医療体制で、スタッフ、カウンセラー、看護師、処方医が連携した徹底サポートが受けられます。
特徴
- 無料カウンセリングあり
- 男性専門のクリニックもあり
- チーム医療体制でサポートしてくれる
おすすめポイント
- 未来予想システムから、近い症例実績を検索してくれる
- ヘアメディカルサロンを併設しており、髪型のアドバイスをしてもらえる
- 脱毛治療の併用で、優待価格適用
基本情報
クリニックの特徴 | 医療体制が整っている |
治療内容 | 投薬治療 |
診察料 | 5,500円 |
発毛プラン料金 | アドバンスト発毛治療:16,500〜35,200円/月 |
予防プラン料金 | 単剤処方治療:12,100〜15,950円/月 |
血液検査料 | 5,500円 |
治療薬 | フィナステリド デュタステリド ミノキシジル |
オンライン診療の有無 | オンライン診療あり |
予約手段 | ネット、電話予約 |
院数 | 6院(全国) |
営業時間 | 10:00〜19:00 (各院によって変動あり) |
支払方法 | 現金、クレジットカード |
返金保証制度有無 | なし |
お得な制度 | ヘアサロンの提携あり、脱毛治療と併用で優待価格適応 |
参照:Dクリニック
AGAスキンクリニック

AGAスキンケアクリニックは全国に展開しているクリニックです。
多くの実績があり、治療効果の結果論文がAGA治療に有効であると世界に認められた治療法を行っています。治療プランは、どれだけ効果の実感を高めたいかに合わせて選ぶことができます。
特徴
- 治療を開始して4〜6ヶ月で発毛実感率99.4%
- 250万名の薄毛治療実績あり
- 有効な治療効果があると世界に認められた治療法
おすすめポイント
- 全院個室・感染予約制でプライバシーへの配慮がされている
- 独自に開発したオリジナル発毛薬あり
- 実際に薄毛治療の経験がある医師からのアドバイスが受けられる
- 夜22時まで診療可能
基本情報
クリニックの特徴 | 治療実績が多く、治療効果の結果が世界に認められている |
治療内容 | 投薬治療、メソセラピー、植毛、ヘアタトゥー |
診察料 | 無料 |
発毛プラン料金 | 発毛希望:15,400円/月 効果的な発毛希望:38,500円/月 より効果的な発毛希望:93,500円/月 |
予防プラン料金 | 予防・進行抑制:初月3,700円、翌月以降6,200円 |
血液検査料 | 無料 |
治療薬 | フィナステリド デュタステリド ミノキシジル サプリメント |
オンライン診療の有無 | オンライン診療あり |
予約手段 | LINE、電話、メール予約 |
院数 | 提携院含め62院(全国) |
営業時間 | 10:00〜22:00 (各院によって変動あり) |
支払方法 | 現金、クレジットカード、医療ローン、コード決済 |
返金保証制度有無 | 全額返金制度あり |
お得な制度 | 遠方の方へ交通費補助制度あり |
参照:AGAスキンクリニック
湘南美容クリニック

湘南美容クリニックは大手の美容クリニックですが、AGA治療も行っています。ここのクリニックの治療内容はかなり豊富で、多くの治療法の選択肢があります。
特徴
- クリニックの院数が多く、全国に展開している
- 累計症例数650,216件の実績がある
- 初診からオンライン診療可能
おすすめポイント
- 治療プランが豊富
- 投薬治療で効果の実感がみられなかった場合の選択肢がある
- 1日あたり95円の高コスパで治療が受けれる
- 治療薬の購入で、SBCポイント・楽天ポイントが貯まる
基本情報
クリニックの特徴 | 多くの治療方法を実施している |
治療内容 | 投薬治療、メソセラピー、アートメイク、植毛術、ダブルマトリックス、育毛点滴 |
診察料 | 無料 |
発毛プラン料金 | 投薬治療:1ヶ月13,030円〜 メソセラピー:14,800円〜 自毛植毛:500グラフト360,000円(モニター価格:288,000円) |
予防プラン料金 | 投薬治療:初月1800円〜、翌月以降3,000円〜 |
血液検査料 | 3,870円 |
治療薬 | フィナステリド デュタステリド ミノキシジル ビタミン、ミネラル、アミノ酸 |
オンライン診療の有無 | オンライン診療あり |
予約手段 | ネット、電話、ライン予約 |
院数 | 99院(全国) |
営業時間 | 10:00〜19:00 (各院によって変動あり) |
支払方法 | 現金、クレジットカード、デビットカード、医療ローン |
返金保証制度有無 | 全額返金保証あり |
お得な制度 | 30歳以下は応援割あり、AGA治療モニター募集あり、遠方の方の交通費サポートあり |
参照:湘南美容クリニック
後悔しないAGAクリニックの選び方のポイント!
AGA治療は、長期的な治療になるため定期的にかかる費用も大きくなってきます。
AGAの改善効果を得るには、自分の症状に合わせた正しい治療を受けることが重要です。
AGA治療で後悔しないために、AGA専門クリニックの選び方のポイントを押さえておきましょう。
治療方針や内容が合っているか
AGA治療は、症状の進行段階や体質によっても最適な治療法が異なってきます。
治療方針や治療内容が、自分の症状に適しているかどうかはとても重要です。
また多くの症例の治療実績があるクリニックの方が、治療の効果がみられない場合や、薬による副作用が発生した場合に適切な対応をしてくれるでしょう。
不安な場合はその場で契約せず、日をあけて再検討するのも大切です。
参考:包茎手術、薄毛治療など、男性の美容医療トラブルに注意!-受診はインターネット検索で公的機関の注意喚起情報を調べてから-国民生活センター
継続できる治療費用か
1番気になるのはAGA治療にかかる治療費です。
AGA治療は自由診療のため費用はクリニックによって異なりますが、診察料や検査料、薬代などは費用相場をしっかり把握しておきましょう。
基本的には月に15,000円〜30,000円程度かかると言われています。
長期の治療になってくるため、自分の予算範囲内で継続できるのかどうかしっかり考えるようにしましょう。
豊富なプランがあるか
AGA治療には投薬治療、メソセラピーなどの注射療法、レーザー治療、植毛手術などさまざまな治療法があります。
治療プランが豊富なクリニックの方が、自分に合った治療プランを選択しやすくなります。
多くの症例を診ている治療実績もある信頼性の強いクリニックを選ぶようにしましょう。
オンライン診療の有無
現在、AGA治療クリニックにはオンライン診療も受け付けているところもあります。
忙しくて通院が難しかったり、直接来院するのに抵抗がある方はオンライン診療のほうが向いているでしょう。
オンライン診療ができるクリニックだと、空いた時間に相談できるのでおすすめです。
予約の取りやすさ
AGA治療は定期的に受診が必要になるため、予約のとりやすさも重要です。せっかく治療を開始しても、予約が取れないと治療を続けられません。いい治療を継続するためには、予約が取りやすいクリニックを選ぶようにしましょう。
AGA治療の期間と費用はどれくらい?
実際にAGAの治療期間と、治療にかかる費用はどれくらいなのか、解説します。
これから治療を受けたいと思っている方は、費用や治療期間をぜひ参考にしてください。
費用相場
AGA治療の費用相場は月に15,000〜30,000円程度かかると言われています。
それぞれの費用の負担額をみていきましょう。
診察料の相場
病院を受診する際に毎回算定されるのが診察料です。
クリニックによって設定金額に多少の差はありますが、大体初診料が無料〜5,000円程度、再診療が1,000〜3,000円程度かかることが多いです。
検査料の相場
AGAの専門クリニックでは、現在のAGAの進行具合や体質確認のために検査を行います。検査を行うことで、患者に合わせた治療を行うためです。
検査は初回受診時と、その後は数ヶ月に1回と経過をながら定期的に行われるのが一般的です。
検査では血圧測定や、マイクロスコープ、頭部撮影などが行われます。
検査代は、1回につき5,000〜10,000円程度かかると言われています。
薬代の相場
AGA治療では、継続的にかかる費用として大きいのが薬代になります。
AGAの治療薬は、主に脱毛の進行を抑制する作用の薬と、発毛を促進する作用の薬があります。
発毛を促進するミノキシジルは内服薬と外用薬がありますが、外用薬が使われることが多いです。
AGAの症状によっては、内服薬と一緒に外用薬も併用することがあります。単剤処方よりも、抜け毛の抑制と発毛促進を掛け合わせた併用療法の方が費用は大きくなります。
治療薬 | 費用 |
プロペシア(フィナステリド) | 5,000〜8,000円/月 |
ザガーロ(デュタステリド) | 8,000〜10,000円/月 |
ミノキシジル外用薬 | 5,000円〜13,000円/月 |
ミノキシジル内服薬 | 6,000円〜12,000円/月 |
また、プロペシアやザガーロはジェネリック医薬品も存在しており、ジェネリックだと既存の先発品よりも薬価が低いためもう少し費用を抑えられるでしょう。
ジェネリックとは、他社メーカーが製造した医薬品であり先発品と同等の治療効果が証明されています。
治療薬 | 費用 |
フィナステリド(ジェネリック) | 3,800円〜5,000円/月 |
デュタステリド(ジェネリック) | 7,000円/月〜 |
治療相場の参照元:AGAメディカルケアクリニック、e-暮らしネット>AGA、イースト駅前クリニック>プロペシアジェネリック、イースト駅前クリニック>ザガーロジェネリック
こちらで費用相場を記載しましたが、AGA治療は自由診療になるため、実際に治療にかかる費用はクリニックによって異なります。
治療期間
AGAの治療期間は、人によって異なります。症状の進行具合や年齢によって効果の発現に個人差があるためです。
AGAを発症して、治療を開始した時期が早い人ほど治療効果が出やすいのです。
しかし個人差はあっても、治療をはじめて早ければ3ヶ月程度で症状の改善効果の実感を得られます。
平均では3ヶ月〜6ヶ月で治療効果が現れ、6ヶ月経つと薄毛の改善を感じる患者さんが多いです。
臨床治療の目安として、初回の効果判定時期は治療継続して6ヶ月後だと言われています。
シャンプー時や、くしで髪をといた時の抜け毛が減ってきたという実感があれば、効果が発揮されているとみなすことができます。
症状の進行レベルが高い場合だと、治療に時間がかかってしまう場合もありますが、今後の薄毛の進行を抑えるためにも焦らずに根気よく治療を続けていくことが大事です。
AGA治療は自由診療のため、治療の全額が自己負担であることから治療法はしっかりとクリニックで相談していただくことを推奨します。
治療期間が長いとどうしても費用がその分大きくなってしまうでしょう。
AGA治療をしている患者さんで、多くの方が費用面で後悔しています。
予算内の費用で、無理をせずに治療を継続できるかが重要です。
まずは予算から自分の症状に合わせた治療法を気軽に相談できるオンライン診断をおすすめします。
AGA治療薬おすすめ3種類の特徴と効果と副作用について
先ほどもお話したように、AGAの治療には主にフィナステリド内服薬とデュタステリド内服薬、そしてミノキシジル外用薬の3つが用いられています。
これら3つの治療薬は、厚生労働省によって正式に認可されているだけでなく、男性型脱毛症診断ガイドラインにおいてもB評価(行うことを勧める)以上の治療法に分類されているからです。
ここでは、AGA治療に用いられるこれら3種類の治療薬について、その特徴や効果、および副作用の可能性について解説します。
プロペシア
プロペシアはアメリカのメルク社によって開発された、世界で初めてのAGA治療薬です。有効成分としてフィナステリドを配合していることから、フィナステリド錠と通称されるケースもあります。
世界的に見ても、60ヶ国以上で用いられているAGA治療薬のパイオニア的存在で、日本では2005年に厚生労働省によって認可され、販売が開始されました。
当初、プロペシアはMSD株式会社によって販売されていましたが、MSD株式会社の分社化にともない、2021年の7月より国内販売元がオルガノン株式会社に変わっています。
特徴や効果について
プロペシアには、主に抜け毛を予防する効果が期待されています。AGAの原因の1つが、5α-リダクターゼと呼ばれる酵素の一種です。
5α-リダクターゼは、男性ホルモンの一種であるテストステロンを、より活発度の高いジヒドロテストステロン(DHT)へと変化させる際、触媒として働くことが分かっています。
ジヒドロテストステロンが男性ホルモン受容体であるアンドロゲンレセプターに結合すると、抜け毛を引き起こす有害なサイトカインを生成します。その結果、AGAが徐々に進行する訳です。
プロペシアの有効成分であるフィナステリドには、5α-リダクターゼの働きを阻害する作用があります。それによって、抜け毛の原因となる有害なサイトカインの生成を抑制し、AGAの進行を遅らせるのです。
副作用の可能性
プロペシアに関しては、主に男性機能を低下させる副作用のリスクが報告されています。国内で実施された二重盲検比較試験によると、プロペシアを48週にわたって服用した男性のおよそ1.8%に、勃起機能不全や性欲の減退といった副作用が見られたということです。
参照元:プロペシア錠添付文書
ジェネリックについて
プロペシアの国内での特許期間は終了しており、2015年の2月より国内の製薬会社数社によって、プロペシアのジェネリック医薬品(後発医薬品)の販売が開始されています。
プロペシアのジェネリックにも主成分としてフィナステリドが配合されているため、正規品のプロペシアと同等の効果が期待できます。また、ジェネリック医薬品の場合、正規品よりも安価で購入できる点もメリットです。
ザガーロ
ザガーロはグラクソ・スミスクライン株式会社によって開発された、デュタステリドを主成分とするAGA治療薬です。デュタステリド錠と通称されるケースもあります。日本では2015年に厚生労働省によって承認され、翌2016年より販売が開始されました。
特徴や効果について
ザガーロの有効成分であるデュタステリドの作用は、プロペシアの有効成分であるフィナステリドと同じく、5α-リダクターゼの働きを阻害することです。
ただ、フィナステリドが主にⅡ型の5α-リダクターゼの働きを阻害する作用しかないのに対し、デュタステリドにはⅠ型とⅡ型両方の5α-リダクターゼの働きを阻害する作用が期待されています。
ザガーロがⅡ型の5α-リダクターゼの働きを阻害する作用はプロペシアの3倍、Ⅰ型の5α-リダクターゼの働きを阻害する作用に関しては、プロペシアの100倍とされています。
副作用の可能性
ザガーロにもプロペシアと同じく、男性機能を低下させる副作用の可能性があります。またごく稀ではあるのですが、乳房の女性化や肝機能障害といった副作用も報告されています。
ジェネリックについて
ザガーロの有効成分であるデュタステリドに関しても、国内での特許期間満了にともない、2020年よりジェネリックのデュタステリド錠の販売が開始されています。
新薬であるザガーロには、プロペシアよりも高い効果が期待されているのですが、正規品のザガーロはやや高価である点がデメリットとなっていました。ジェネリックの販売が始まったことで、さらにAGA治療のハードルが下がる結果となりました。
ミノキシジル
ミノキシジルはもともと高血圧の治療薬として、1960年代にアメリカのアップジョン社(現ファイザー)によって開発されました。ところが、ミノキシジルを服用した方に発毛や多毛といった副反応が見られたため、低用量のミノキシジル外用薬「ロゲイン」が販売されるに至りました。
日本では一般用医薬品として、ミノキシジル外用薬が販売されています。代表的なミノキシジル外用薬としては、大正製薬が製造・販売している「リアップシリーズ」がよく知られています。
特徴や効果について
ミノキシジルには、血管を拡張し、血液の循環を促進する作用があります。当初ミノキシジルが高血圧の治療薬として用いられていたのもそのためです。後年になり、ミノキシジルの血管拡張作用は動脈にしか及ばないことが分かってきたため、日本では高血圧の治療薬として用いられることはありません。
また後述するように、ミノキシジルには心臓への負担を増すリスクがあるため、国内では原則として外用薬(塗り薬タイプ)としてのミノキシジルのみが、厚生労働省によって認可されています。
副作用の可能性
ミノキシジル外用薬には副作用のリスクがそれほどありませんが、体質や肌質によっては頭皮のかゆみや赤み、およびアレルギー反応を示す可能性があります。
また、内服タイプのミノキシジルには心臓への負担を増すリスクがあります。内服タイプのミノキシジルの副作用としては、めまいや動悸、息切れ、手足や顔のむくみなどがあげられています。
ジェネリックについて
先述したように、国内で販売されている代表的なミノキシジル外用薬がリアップシリーズでしたが、2018年に特許期間が満了となったため、製薬会社各社からジェネリックが販売されるようになっています。
AGA治療はフィナステリド錠やデュタステリド錠で症状の進行を遅らせながら、ミノキシジル外用薬で発毛を促進するのが標準的治療法です。ジェネリックを利用することでお得にAGA治療ができる可能性もあるため、AGAクリニックの専門医に相談するのがおすすめです。
後悔しないために事前に知っておくべきAGA治療のデメリット
AGAは正しい治療法をしないと、効果の実感を得るのは難しいです。
自分に合った、最適な治療を受けるためにもAGA治療について深く知っておく必要があるでしょう。
これからAGA治療を受けたい方にとって、治療におけるデメリットを把握しておくのも重要です。
AGA治療で副作用が起こる可能性がある
AGA治療では、さまざまな副作用が起こるリスクがあることを知っておきましょう。
投薬治療によるフィナステリドやデュタステリドでは主に男性機能の低下が知られています。
また、発毛促進作用のあるミノキシジルは外用薬では頭皮の痒みやかぶれ、内服薬では頭痛やめまいなどの副作用が報告されています。
注射療法のメソセラピーでは、副作用が少ないですが頭皮の痛みや痒みなどが出る場合があるのです。
最終手段の植毛手術では麻酔中毒や、外科的手術による痛みや合併症のリスクが高まる可能性があります。
初期脱毛が起こる可能性がある
AGA治療を開始し、少し経過した頃に初期脱毛が起こる場合があります。
初期脱毛では少し抜け毛がいつもより増えたような感じがします。しかし、初期脱毛は副作用ではなく薬が効きはじめると起こりうる現象です。
基本的には投薬しはじめて2週間〜1ヵ月経過した頃に起こりやすいと言われています。
ミノキシジルは発毛促進効果がありますが、ヘアサイクルが活発になると「休止期」に入っている髪の毛が抜け落ちるためそのような現象が起こります。
初期脱毛は薬が効きはじめているという証拠なので、抜け毛が増えた気がするからといって自己判断で薬を中止しないようにしましょう。
即効性はなく長期で改善する必要がある
AGA治療は基本的に長期的な治療になります。効果の実感が早い人でも開始してから3ヶ月だと言われています。
平均では約6ヶ月ですが、症状の進行が深刻だと1年以上かかる人もいるでしょう。
効果が出ないからといって、自己判断で薬を中止してしまうと薄毛の進行につながってしまうので、必ず定期的にクリニックで経過を診てもらうようにしましょう。
AGA治療薬を選ぶ際の3つの注意点
AGA治療薬を選ぶ際、以下の3点に注意することが重要です。
- 症状に合ったものを選ぶ
- 体質に合ったものを選ぶ
- 薬の費用で選ぶ
それぞれについて解説します。
症状に合ったものを選ぶ
AGA治療薬を選ぶ際、症状に合ったものを選ぶことが重要です。一口にAGAといっても、症状の程度や進行速度は人によってさまざまです。それほど症状が進行していない場合、プロペシアの服用だけでAGAの進行を抑えられる可能性があります。
ある程度までAGAの症状が進行してしまった場合は、プロペシアもしくはザガーロと、ミノキシジル外用薬を併用した方がよいケースもあるでしょう。
AGAクリニックでは、医師による問診やカウンセリングから始めるのが一般的です。症状を診てもらうことで最適な治療方法が決まるため、まずはクリニックで専門医に見てもらうのがおすすめです。
体質に合ったものを選ぶ
AGA治療薬を選ぶ場合、体質に合ったものを選ぶことも重要です。そのため、自己判断で海外からAGA治療薬を輸入したり、代理店から購入したりするのは避けたほうが無難です。医薬品を適正に使用しなかった場合、仮に副作用が起こったとしても「医薬品副作用被害救済制度」が適用されず自己責任となります。
AGAクリニックの多くが、副作用のリスクや治療薬の効果を確認するため、事前に血液検査をおこなっています。安心・安全にAGA治療を続けるためにも、専門医の指導下で体質に合った治療薬を服用するのがおすすめです。
薬の費用で選ぶ
AGA治療薬を選ぶ際、薬の費用も考慮する必要があります。AGAは進行型の脱毛症であるため、いったん発症が確認されたら、長期にわたって根気強く治療を続ける必要があるからです。
AGA治療をおこなわずに薄毛が進行し、後悔している方の多くが、費用面に関するハードルの高さをあげています。今回ご紹介した治療薬のジェネリックを使うことで、そのようなハードルを下げることが可能です。
AGAを改善するためには、費用が予算内であり、無理せず治療を継続できるかが重要となります。AGAクリニックの多くが無料カウンセリングをおこなっているので、事前に費用に関して相談するとよいでしょう。
AGA治療に関するよくある質問
AGA治療に対する、よくある質問についてまとめています。
一生続けないといけない?
AGA治療をいつまで続ければいいのかは難しい問題でしょう。AGA治療の薬は、中止してしまうとAGAの症状が進行してしまうからです。
治療が長期になってくると、治療費などの負担も大きくなってしまいます。
AGAは一度発症すると完治することがありません。基本的には治療は継続していく必要があります。
AGA治療では、薬で薄毛の進行を抑えて発毛を促進することで髪の毛量を保っている状態なのです。
しかし治療は一生続けなければいけないわけではなく、年齢や治療にかかる費用を考慮した上で治療をストップする場合もあります。
これ以上治療が不要だと感じた場合は、治療をやめるのは可能です。
必ず効果がある?
AGA治療による効果は、症状や体質によって個人差があります。脱毛症状の原因がDHTの場合は、AGA治療を開始すればほとんどの人が効果を実感できる場合が多いです。
しかしAGA治療は治療の開始時期が早いほど効果が出るのも早いため、症状がかなり進行してしまっている深刻な場合だと効果の実感を得るまでに時間を要するでしょう。
基本的には治療を開始して6ヶ月で効果の判定をします。
全く効果がみられない場合はヘアサイクルの周期がほとんど終わっているか、AGAではなく別の脱毛症の可能性も考えられるでしょう。
通販でも購入できる?
AGA治療薬は、治療が必要だと医師が診断した場合に処方される薬になります。
このような医薬品は、ドラッグストアなどで売られている一般用医薬品とは異なり必ず購入には医師の処方が必要です。
ネット通販や個人輸入で購入した場合、安全性や有効性の保証がないためリスクが伴います。必ずクリニックで医師の診断を受けて処方してもらうようにしましょう。
参考:厚生労働省 健康・医療 >医薬品・医療機器 >医薬品等を海外から購入しようとされる方へ
AGA治療の流れは?

対面診療の場合と、オンライン診療の場合のAGA治療の流れを解説します。
オンライン診療では、受付や問診票の記入がなく、検査が配送なので簡略化されています。
対面診療の場合
- 受付・問診票への記入
- 医師による問診
- カウンセリング
- 頭皮の写真撮影・血液検査・薬の処方
- 数ヶ月ごとの再診
オンライン診療の場合
- 医師による問診
- カウンセリング
- 薬や血液検査キットの配送
- 数ヶ月ごとの再診
クリニックによって対面診療とオンライン診療を両方行っているところもあります。
症状について細かい相談や診察をしてもらいたい場合は、対面診療が向いているでしょう。
しかし仕事が忙しい人や、クリニックへの通院が難しい人にとってはオンラインで完結できるのはとても嬉しいポイントです。
自分に合った治療法を早く見つけるためにも、まずは気軽に相談できるオンライン診断をおすすめします。